■テストステロンの分泌量が若さと健康の鍵

 そして最後に、お待ちかね“男性ホルモン”の話。「特に男性の場合、男性ホルモン(テストステロン)の分泌量が若さと健康の鍵になっています」

 こう解説するのは抗加齢医療に詳しい長瀞医新クリニックの横山博美院長だ。中高年になって男性ホルモンが急低下すると、頭重感、血圧不安定、胃腸障害などに加え、不眠、イライラなど精神的にも不安定になる。さらには、男らしい体や皮膚の張りもなくなり、見た目も年寄りくさくなる。「そうならないためにも、男性ホルモンの分泌を下げないことが大切です。女性に対する興味などを持ち続けることが一番です。“枯れた”状態になって男性ホルモンの分泌が減ると、心身ともに早く老け込んでしまいます」(前同)

 以上が「老化を防ぐ7か条」なのだが、“全然簡単じゃない!”と思った人も多いだろう。断食に粗食、よく歩き、よく掃除して……これでは、まるで修行僧だ。いくら健康でも、楽しくなければ意味がない。しかし、そこは少し発想を変えてみよう。本誌が提言したいのは、まずできることをやることだ。

 朝晩の歯磨きは多くの人がすでにしているだろうし、車を極力使わないなど、億劫がらずに動くようにするのもすぐにできるはず。食事に関しては、普通に食べる中で、少しだけカロリーや栄養バランスを気にしてみる。そのうえで年に1~2回、2日程度の断食にチャレンジして体をリフレッシュさせたら、あとは好きな女性との夜の営みだけだ。そう考えると、そんなに難しくはないはず。いつまでも若々しく元気でいるために、実践してみてはいかがだろうか。

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