■冬のホカホカ定番 肉まん

【WINNER】こだわりの本格肉まん

(128円 1グラム=1.20円/セブンイレブン)

【WINNER】熟成生地の本格肉まん

(130円 1グラム=1.16円/ファミリーマート)

【3位】ジューシー肉まん

(120円 1グラム=1.10円/ローソン)

 冬の時期に恋しくなる肉まん。一見すると、その姿は3社ともに同じに見えるが、食べてみると味も食感もまったく異なる。今回は、セブンとファミマが1位タイで勝者の座を分かち合ったが、その違いは、セブンが完成度の高い王道系なのに対し、ファミマは中華の本格派を目指したものと言えよう。

 どちらも皮はモチモチで、パサつきがない。具材は、セブンが“最強の万人受け”なのに対し、ファミマは中華風味が強めで食感にもこだわっていると言える。そのため、ファミマが苦手と感じる人もいるかもしれない。

 一方のローソンは、皮にこだわりが感じられず、具材も存在感が薄め。1グラム当たりのコスパは断トツでいいが、それが質に表れた格好だ。

■コンビニの冬の顔 おでん

【WINNER】セブンイレブン

こだわりたまご90円、味しみ大根80円、なんこつ入り鶏つくね串130円

【WINNER】ローソン

ヨード卵・光 玉子93円、ローソンファーム大根77円、豚つくね串(九条ねぎ入り)120円

【3位】ファミリーマート

こだわり味付玉子90円、厚切大根80円、炭火焼鶏つくね串130円

 毎年、出汁も具材も味や姿が一変するため、前年の評価が通用しにくい、おでん。特にセブンは、製造メーカーの開発競争意識が強く、毎年「最高」を更新し続ける。ところが今年は、そのセブンに肉薄する勢力が現れた。それはローソン。出汁はセブンに似ていて、あっさりしながらも、しっかりと風味が強い正統派。具材の一つ一つもセブンにかなり接近し、中には“セブン超え”する品目まである。この脅威の進化を評価し、両者を1位タイとした。

 ファミマに関してはまだまだ改善の余地があるので、来年の進化に期待したい。ちなみに、おでんは長く出汁に浸かっていればいいわけではなく、「鍋の数が多くなる」=「回転が早い」店の“中堅”がオススメ。

※値段はすべて税込み。商品名と値段は地域や時期によって変わります。

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