■大河ドラマ出演まで錦戸亮は20年かかった!

 まずは、侍役がハマるということ。2010年公開の映画『ちょんまげぷりん』、15年のドラマ『サムライせんせい』(テレビ朝日系)で侍役を好演しているのだ。いずれもタイムスリップもので、本格時代劇ではないだけに、ちゃんとした時代劇への出演はかねてより期待されていた。昨年10月の『西郷どん』出演者発表会見で「やっと本格派の時代劇に出られる。20年かかった」と錦戸本人も語っていたように、やる気も十分なようだ。

 そして次が、15年以上続くNHKとの絆だ。錦戸は16年、黒柳徹子の半生を描いて話題になったドラマ『トットてれび』(NHK)にも出演し話題となっている。しかし俳優、錦戸亮の名を知らしめたのは、やはり03年下半期の連続テレビ小説『てるてる家族』だろう。ヒロインの冬子(石原さとみ/31)の相手役を演じ、まだ18歳だった錦戸は一躍、注目された。そう、錦戸はNHKでブレイクした俳優と言えるのだ。それゆえに、NHKドラマの最高峰、大河ドラマへの錦戸の起用が早く実現しないかと、心待ちにしていたファンも多かったはずだ。

 満を辞しての大河ドラマ出演。しかも主役である西郷吉之助の弟という、超重要な役所だ。ジャニーズの中でも、演技力に定評のある錦戸が好演を続ければ『西郷どん』人気もどんどん高まっていくはず、今後ますます目が離せなくなった。(半澤則吉)

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