■古舘伊知郎は報道を語ってはいけない人!?

「テレビマンに対しての恫喝で有名なのは、古舘伊知郎さんです。業界では有名な話なんですが、以前、古舘さんが『報道ステーション』を辞め、そこから復帰となり、次の新番組を作るときのことです。テレビ局は基本、バラエティは制作局、ワイドショーは情報局が作る。ただ、このときは両局のやり手が結集し、かつてないチームが編成されました」とは、在京民放局のプロデューサーだ。昔のことだからか、懐かしそうな口ぶりである。

「今からは考えられないような金をかけた、これだという企画を並べたんですが、いざ古舘さんに提示すると、“おまえらセンスないよ”“テレビ舐めてんの?”と散々な言われようでした」

 このプロデューサーいわく、「天才テレビマンだが、権威主義の権化。報道を語ってはいけない人」 それがテレビ局関係者が口をそろえる、古舘評だとか。

 取材の最後に訪ねたのは、港区を拠点に某老舗芸能プロダクションを経営する事務所社長だ。「たけちゃんの騒動で、久しぶりに芸能界が焦げついた感はあるよね(笑)。昔の芸能界は今よりも、もっと海千山千だった。鶴田浩二さんが頭を割られたり、それはもうキナ臭かったからね。小林旭さんと美空ひばりさんは結婚も離婚も、今じゃ語り草だもんね。そもそも芸能界と裏社会は昔から密接なのは当たり前だよ」

 社長は、事務所内でパーラメントの煙を豪快に吐き出し、そう言った。「今だって外から見えにくくなっただけで、それはいろいろあって当然だよ」

 そう言う社長の言葉は、妙に説得力を持つひと言だった。表に出ている芸能界の恫喝問題は、まだほんの氷山の一角かもしれない。

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