林修先生
林修先生

 7月29日放送の『林先生が驚く初耳学!』(TBS系)で、MCを務める予備校講師でタレントの林修氏(52)が“友人不要論”を提唱し、ネット上で話題となった。

 この日の番組冒頭、林修氏は「“1年生になったら友達100人できるかな”を否定すべき!」と“友人不要論”を提唱し、共演者を驚かせた。林氏によると、日本人は童謡『一年生になったら』をきっかけに、「友達がたくさんいることが良いことだ」と思い込むようになったが、現代において同曲の内容は、人間関係の悩みを象徴するものになっているという。

 現代人が友達関係に悩む理由について、林修氏はSNSなどの普及で多くの人とつながりすぎてしまったことが原因だと指摘。友達から頻繁に寄せられるメッセージに返信することが負担になり、友達関係を煩わしく感じる人が増えていると説明した。

 続いて、林修氏は現在ベストセラーとなっている下重暁子氏著の『極上の孤独』(幻冬舎)に「友達や知人は少ないに越したことはないと思います」と書かれていたことや、ドイツの哲学者であるニーチェの名言に「愛せない場合は、通りすぎよ」という言葉があることを例に挙げて、相性の良くない相手とは、無理に友達として接するのではなく、「ちょっとドライな人間関係」を保つほうがいいと語った。

 それに対し、Sexy Zoneの中島健人(24)が林修氏に「通り過ぎて、いつの間にか孤独になってしまうことが寂しくなったりしません?」と質問すると、林氏は「孤独って、寂しいんですか?」と中島に逆質問し、「僕はやっぱり孤独って大事だと思いますね」と、一人で考える時間をつくるためにも、孤独な時間を持つことが必要だと主張した。

 また林修氏は、自身の経験から、孤独を嫌がる人には「本をあんまり読まない」という共通点があると指摘。孤独なときに読書をするなどして自分を見つめ直せば、他人とのつながり方を見いだすことができると持論を展開し、共演者を感心させていた。

 この林修氏の主張に対し、ネット上では「親友が一人いれば十分」「友達が少ない身としては救われる」などといった賛同の声が相次いでいた。

「スマホの普及で、大学生一人当たりの読書時間は大幅に減少しているといわれています。林先生としては、少し過激とも思える提言で、若者たちに読書の大切さを訴えたかったのかもしれませんね」(芸能誌記者)――たまには本を読みましょう!

あわせて読む:
・万引きGメンが警告! 窃盗と高齢者社会の「根深い闇」
・遠距離恋愛のゴールは結婚か別れか!? うまくいく方法を探る
・林修先生の“字が汚くても成績優秀”な理由に「目からうろこ」