■サッカーワールドカップは明るいニュース

 上半期の明るいニュースはロシアW杯の日本代表の躍進くらいかな。誰も期待してなかったのにベスト16まで進んじゃった。試合はどこで見ていたかだって? お気に入りのチーママの家で見てましたよ(笑)。ただ、ポーランド戦では、負けているのにリーグ突破のために終盤、ボールを回して攻撃せずにバッシングを受けた。できれば徹底的に戦って、勝つ道を選択してほしかったよ。警告数の差で勝ち上がるなんてルールも、実に分かりづらい。それでも監督交代は正解だったね。短期間で選手の心を掌握するには、やはり日本人監督でなくっちゃ。西野朗監督は見事に、それをやってのけた。この人、女性のハートをつかむのも得意らしいね。詳しくは知らないけど……(笑)。

 背後に女性の存在が噂されたと言えば、「ビートたけし独立騒動」か。まあ、たけしさんのように才能がある人なら、愛人が何十人いたっておかしくない。モテて当然。そんなことより、「えっ、たけしさん、独立してなかったの」というのが、ぼくの正直な実感。オフィス北野は太田プロから彼が独立してできた会社なわけで、そこからまた独立するという意味が当初は分からなかった。理由はいろいろあるんだろうけど、どこへ行こうが彼の人気は不動ですよ。現在、テレビのコメンテーターの中で発言の安定感はピカイチ。芯に確固たる正義感があるから、ブレがない。あざけるような発言もするけど、大事な問題に対してはズバッと正論を吐く。たけしさんが頬杖をついて横にずっこけるとき、あるじゃない。あれは、怒りを抑えながら、ホンネをグッと呑み込んだとき。ぼくには、それがよく分かる。でも、実は案外、「早く撮り終えて彼女のところに行こう」なんて思ってるのかもしれないけどね(笑)。

 彼はとにかく博学だし、よく勉強していて、どんな話題でもちゃんと受け答えしちゃう。そのうえ、映画を撮れば国際的に評価されるし、絵を描いても、タップを踏んでも超一流。ぼくも過去に、いろんなテレビ人を見てきたけど、戦後最大の天才でしょう。日本のアインシュタインと言っても少しも大げさじゃない。

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