■坂口健太郎が役者を目指したのは母親の影響!?
意外かもしれないが、俳優の坂口健太郎もマザコン。16年にスマホのCMで母親と仲良しな男性の役を演じた際、坂口は「お母さんのことが好きだし、“マザコン”というと変なイメージがあるけど、僕はマザコンだと思います」と堂々とマザコン宣言し、話題となった。
そんな坂口健太郎が役者を目指すきっかけをつくったのは、母親だったという。坂口が子どもの頃に、読書好きの母親が小説の登場人物が坂口に似ているとたびたび伝えてきたことから、坂口は読書するときに自身を作品に投影するようになり、演技を身近に感じるようになったのだとか。マザコンは言いすぎかもしれないが、母親のおかげで役者としての現在があるだけに、母親に対して感謝の気持ちを抱いているのは確かなようだ。
マザコンというよりも、いまだに親離れできないでいるのが、「親のすねはスペアリブ。しゃぶっておいしい」というネタでたびたび笑いをとっている南海キャンディーズの山里亮太。一人暮らしをしている山里だが、家事をすることはまったくなく、掃除や洗濯、シャンプーの詰め替え、トイレットペーパーの補充などは、週一で部屋を訪れる父親の役目。食事もたまに来る母親が冷凍庫に入れていった料理を、レンジでチンして食べているのだとか。そんな両親に甘えっぱなしの山里だが、両親に360万円もする地中海クルーズをプレゼントするなど、両親に対する感謝の気持ちは忘れていないようだ。
マザコンというとネガティブなイメージで見られがちだが、母子の仲がいいこと自体は、なんの問題もないどころかむしろいいことだろう。堂々と“母親への愛”を口にするタレントが増えているということは、マザコンに対する見方が、少しずつ変わってきているせいかもしれない。