「猫にも尾畠さんにも、心が癒されます……」
と、思わず目を細めるのは、30代女性編集者。彼女が目にしたのは、8月下旬、スーパーボランティア尾畠春夫さんの活動に密着した週刊大衆記者が撮影した写真だ。食事をとる尾畠さんと、キュートな猫が一緒に収まっている。
尾畠さんといえば、8月15日、山口県周防大島町で行方不明となっていた2歳男児を発見したことで一躍脚光を浴びた御仁。元々、スーパーボランティアと呼ばれるほど日本全国でボランティア活動に従事しており、8月後半には西日本豪雨の被災地、広島県呉市で活動を行っていた。週刊大衆記者はそのボランティア作業を尾畠さんと共に行い、その休憩時間や作業後に取材した。
尾畠さんは、毎日軽自動車で寝泊まりし、食事ももちろん軽自動車付近でとる。この日は朝8時から朝食を食べ始めた。メニューは、前日の夕方に地元の篤志家女性からもらったとんかつ乗せご飯と、メバルの刺身。その写真がこちらだ。
朝5時に起床して、6時からは近くの川でボランティア活動をしていたため、お腹はペコペコなはず。78歳とはいえ、この量で足りるのか心配になる。
尾畠さんにはファンが多く、常にいろんな人に話しかけられる。それは食事中も変わらず、誰に対しても全力でトークに応じるため、途中でシートに置かれたご飯には猫が……。
ちなみに、上の写真では、すでに車の下で眼光するどく猫がロックオンしている姿が確認できる。
尾畠さんの話が終わらないため、猫はそのまま食べ続ける!
ここで尾畠さんが気付いて猫を追い払う! しかし、猫も黙って逃げはしない。しっかりとくわえるものはくわえて走り去るのだ。
尾畠さんは笑いながら「この泥棒猫め!」と呼びかける。その後、食事を再開する尾畠さんだったが、その横では、“天敵”がしっかりと目を光らせているのだった。
スーパーボランティア・尾畠さんとたくましく生きる猫。意外なライバル関係が覗いた一瞬だった。
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