ビートたけし(北野武)
ビートたけし(北野武)

 古希を過ぎてなおテレビの第一線で活躍し続ける男に、心境の変化が…。天才・たけしのマル秘近況をレポート!

「数年前までは定期的に、たけし軍団のメンバーと食事をしたり、お気に入りの若手芸人や俳優を呼んでドンチャンしていたんですが、最近はそういう機会も、めっきり減ってしまったようです」(テレビ局関係者)

 芸能界、そしてお笑い界のトップに君臨するビートたけし(71)に“変調”の兆しがみられるという。たけしは3月いっぱいでオフィス北野を退社し、新たに立ち上げた会社『T.Nゴン』に移籍した。トップタレントの独立劇だっただけに、世間の耳目を集めた。「騒動があれだけ大きく報じられたのは、背後に、たけしさんの愛人と噂される“ビジネスパートナー”のAさんの存在があったからです。彼女は、たけしさんの公私に強い影響力を持っているようですね」(映画関係者)

 たけしは独立により、苦楽を共にしてきたオフィス北野の森昌行社長と喧嘩別れする格好となった。そのため、業界内では当初、独立を危惧する声が多かったが、たけしの活躍ぶりはさらに増すばかりだ。「地上波のレギュラーは、6本。2019年のNHK大河ドラマへの出演も決まっており、古希を過ぎたとは思えない活躍ぶりです。ただ、今回の秋の番組改編では、『ビートたけしのスポーツ大将』(テレビ朝日系)が打ち切り候補に挙がるなど、各局とも“たけし番組”へのテコ入れを検討しだしたようです。その理由は、一説には“ギャラの増額を要求し始めた”ことにあるようです」(前同)

 テレビ局は現在、不況で番組製作費のコストカットに悩まされている。そんな中、“高値安定”していたはずのたけしがギャラアップを要求していたとしたら、なんとも不可解である。「これはたけしさんの考えというより、新事務所の方針なのかもしれません。実際、たけしさん本人はテレビの仕事には、以前ほどあまり興味を示していないと聞いています」(同)

 その一方、“天才”たけしが現在情熱を燃やすもの、それは小説の執筆だ。「ちょうど1年前に出版された恋愛小説『アナログ』以降、たけしさんは小説の魅力に憑かれています。親しい関係者には、“やることは全部やっちゃったしさ、もうよ、今は小説くらいしか興味がないんだよね”と明かしているようですからね」(同)

 8月には月刊誌『オール讀物』に、漫才ブーム前夜を描いた青春小説『キャバレー』を発表。12月には、同じく修業時代を描いた『フランス座』を出版することが発表されている。「最近、TV収録が終わると真っすぐ自宅に帰り、小説を書いているようです。本気で芥川賞を狙っているといいます。食事も自宅で済ませることがほとんどで、執筆以外の時間は、溺愛する愛犬“ごんぞう”との時間を楽しんでいます」(同)

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