■恋愛では番組のADとも交際

――局アナ時代は、朝の情報番組からバラエティ番組まで幅広く活躍する一方で、プライベートでは番組のADとも交際していたと聞きました。

脊山 ありましたね。番組制作会社のADの方です。

――女子アナというと、恋愛相手はプロ野球選手とか、会社経営者とか、華やかなイメージもありますが?

脊山 確かに、そういう業界の男性が好きな先輩方もいらっしゃいましたね。私は「へぇ~」という感じで見ていましたけど。

――羨ましいとは思わなかった?

脊山 そういう業界の方には、まったく興味が持てなくて。当時は朝の情報番組を担当していて、他にも生放送の番組とかもやらせていただいていたので毎日、会社と家の往復で、飲み歩いたり、遊びに行ったりとかもしていなくて。恋愛も自然と現場で出会う男性と職場恋愛という感じでした。

――とはいえ、ADからすれば局アナは高嶺の花だと思いますけど?

脊山 そうですか? でも、その方に限らず他の若いスタッフさんとも、年が近いこともあって、番組終わりにご飯を食べに行ったり、打ち上げをしたり、普通に接していましたよ。

――やはり、脊山さんはユニークな人ですね。

脊山 そうなのかなぁ~。まあ、自分で言うのも何ですけど気さくな人間なので。「近づき難い」とか言われたことないですし(笑)。今も普通に仲の良いスタッフさんと居酒屋に行ったり、カラオケに行ったり、“恋バナ”を聞いたり……。相手に対してリスペクトはしていますけど、立場とか年齢とかには、あまりこだわらず、一人の大人として平等に接するほうが楽しいですし。

――なるほど。それでは恋のほうは最近どうですか?

脊山 以前、番組で共演させていただいた経済学者の岸博幸先生から「焦らず待つことが大事。自分が楽しいと思う相手が絶対にいるので、焦ってヘンな人とつきあわないのが大事」と言われたんですよ。恋愛は恋愛で楽しくできれば。

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