麻美ゆまと望月崇史(右)
麻美ゆまと望月崇史(右)

 春めいてきた今日この頃。のんびりと電車に乗って、少し遠くまで旅行したい気分になりますね。そんな電車の旅の楽しみといえば、やっぱり駅弁。そこで今回、私がお会いしたのは、1年間で500個以上の駅弁を食べているという“駅弁ライター”こと望月崇史さん。駅弁愛を熱く語り合ってきました!

ゆま「今日は聞きたいことが山ほどあるんです。私も駅弁が大好きなんで!」

望月「アハハ。よろしくお願いします。なんでも聞いてください」

ゆま「まず、望月さんは年間で500個は駅弁を食べていらっしゃるとか?」

望月「そうですね。一日1〜2食は駅弁です。今日も山形県の新庄駅で売っている『山形牛すき焼き弁当』が朝食でした」

ゆま「おいしそう〜。いいなぁ。そもそも、駅弁ライターになられたキッカケは何だったんですか?」

望月「もともと、僕はラジオの放送作家をやっておりまして、そのラジオ局でホームページを立ち上げることになったんですね」

ゆま「あ! それが今も連載されているニッポン放送の『ライター望月の駅弁膝栗毛』なんですね?」

望月「そうです、そうです。ニッポン放送のホームページで、何か面白いコンテンツができないかとなって、僕は以前から個人的にも駅弁をよく食べていたので、駅弁に関するコラムを書こうと思ったんです」

ゆま「へえー、いつから始まったんですか?」

望月「2002年ですね。かれこれ17年前になりますね。といっても中断していた時期もありますけど」

ゆま「すごい。種類にすると、どれぐらいの駅弁を食べてきたんですか?」

望月「今まで食べた駅弁の“包装紙”は残しているので、2年ほど前に数えたときは4500個分ほどありましたね(笑)」

ゆま「いや、もう……私なんか足元に及ばない駅弁・大先生ですね。ちなみに私は地方の仕事に行くと、母に土産として、駅弁をよく買って帰るんです。他のどんな土産よりも、駅弁を一番喜んでくれるんです」

望月「なるほど。確かに駅弁というのは地方ならではの“味”があるし、特産品も入っていたりするので、お土産にももってこいです」

ゆま「ちなみに現場でも、お昼に駅弁が出ることもあるんですよ。定番なのが、崎陽軒の『シウマイ弁当』!」

望月「まさに“神”弁当です。今も1日2万3000〜2万4000食は出ているそうで“日本で一番売れている”とも言われます」

ゆま「シュウマイもおいしいけど、コリコリのタケノコがおいしいですよね」

望月「まったく、その通りで、あれは、それだけたくさん売れる弁当だからこそ、大鍋でタケノコを煮ることができるから、あの味が出が出るそうです」

ゆま「さすが、よくご存じで(笑)。崎陽軒の『シウマイ弁当』は首都圏で有名ですけど、地方には、もっと知る人ぞ知る駅弁があるんですよね?」

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