■三大疾病保険がオススメ

 何歳から年金受給するかを決めたら、保険の見直し。「“入院給付金”だけの医療保険に加入する必要はありません。健康保険には“高額療養費”という制度があり、自己負担額の上限が設けられているからです。仮に1か月で100万円の治療費がかかっても、この制度なら、年収370万円以下なら、医療費を支払っても、月5.7万円が自己負担の上限です」(前同)

 逆にオススメは、三大疾病(がん、心疾患、脳卒中)保険だという。支払い条件を満たすと、一時金が受け取れるからだ。たとえば、一時金として1000万円の保険金を支給され、実際の治療費が30万円しかかからなかったら、焼け太りならぬ“保険太り”となる。

■ライフライン料金やクレジットカードも

 年金、保険と見直しに成功したら、あとは節約と投資でなんとかなるだろう。馬鹿にならないのが、「ガス・水道・電気」のライフライン料金。ここで節約の原則は“節湯”することだ。電気代節約には、温水式洗浄便座(いわゆるウォッシュレット)を見直すべし。

「通常タイプは常時、電気で水を温めているからムダ。しかし、最新の“瞬間式”なら、使用時のみ温水にしてくれるからムダがないんです」(情報誌記者)

 一方、大流行中の各種ポイントを貯めるのも大切な節約術。その際にクレジットカード(クレカ)が大きな武器となる。

「今秋の消費増税の際、景気対策としてクレカで支払えば、最大5%のポイント還元が実施されます。そのための受け皿として、クレカは必須。入会特典も多いため、2〜3枚作れば、数万円ゲットすることも可能です」(マネー誌記者)

 クレカを上手に利用している夫婦もいる。「うちは、ふるさと納税でコメとビールをもらっていますので、あまり買わずにすんでいます。さらに、ふるさと納税や税金もすべてクレカで支払っているので、ポイントがすぐに貯まりますね。去年も、溜まったポイントをマイルに替えて、夫婦で台湾旅行に行ってきました」(50代の会社員)

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