■株式投資の極意は?

 素人が手を出すとヤケドする投資の極意については、経済評論家の杉村富生氏に聞いてみた。「私は“自分年金”と呼んでいますが、配当がよく、安定した優良銘柄を買える範囲で買う。毎年3.5%程度の配当が得られます」

 また、地元に工場がある会社の株を買うのも“勝ち組”になる秘訣だとか。「群馬県太田市には“スバル長者”、千葉県野田市には“キッコーマン長者”と呼ばれる人たちが、けっこういます。地元にある会社なら、知り合いの誰かは工場に勤めているもの。つまり、株を買ってもいいかどうか見極めやすく、手堅い投資になるんです」(前同)

■がんや脳卒中の予防を

 ただし、いくらカネがあっても健康を損ね、検査漬け・薬漬けで医療費がかさんでは意味がない。令和時代は「病院に行かず、医者要らず」という大原則を肝に銘じたい。そして、まず備えるべきは、日本人の死因の半分以上を占める“三大疾病”だ。

「がん予防こそ、長寿への近道ですが、食事を気遣うだけで十分に、がんの予防になります」(栄養士)

 次に脳卒中の予防だが、“塩分控えめ目”が鉄則。それでは味気がないという人には、「唐辛子などのスパイスで調整すれば、塩気を補ってくれます」(前同)

 心疾患の予防にカテーテル検査が不可欠と言うのは、テレビでも活躍中の秋津医院の秋津壽男院長。「60歳になったらカテーテル検査をしてください。疾患因子が早めに判断できれば、仮に心臓手術となっても、入院しないで日帰り手術が可能になります」

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