『メガドライブミニ』発売直前! “アンチ任天堂”を感じさせる「セガ」の魔力の画像
画像は『メガドライブ』公式ホームページより

 1988年にセガから発売された家庭用ゲーム機、メガドライブが昨年30周年を迎えた。家庭用ゲーム機として他社に先駆けて16ビットCPUを搭載した本機。そのメガドライブの発売から約31年、3月30日に行われたイベント『セガフェス』で発表された、手のひらサイズの『メガドライブミニ』が9月19日に発売となる。

 当時から、大衆的な人気は常に任天堂の後塵を拝してきたセガ。じゃあどうして、いまだにメガドラは愛されているんだろう……。

 本体にも大きく「16-BIT」の金文字が書かれた黒いボディ。ひときわ輝くその文字はメガドライバーの誇りであった。

 セガは元々アーケードゲームメーカーであったことから、これまで積極的なサードパーティー展開を行なってこなかった。しかし、パソコンRPGやシミュレーションゲームの移植が切望されるようになると、これらをすべてセガ1社で賄うには無理が出てきた。

 そこで、メガドライブの発売に合わせてこの方針を大幅に転換、有力なコンテンツを持つソフトメーカー各社に門戸を開き、自社ブランドでソフトを発売してもらう方針へと舵を切ったのである。

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