■死を招く危険な習慣【基本動作編】

●座る 最近の各研究では、座ることで総死亡リスクが上昇することが判明。1時間座ると22分も寿命が縮まるという。

●鼻をほじる 英国の研究で、鼻をほじることで、手についた肺炎球菌が体内に入り込み、感染率が上昇することが判明。

●激しく怒る 通常の怒りであれば問題ないが、激しく怒ると心筋梗塞や心臓発作、急性冠症候群のリスクが4.7倍に上昇。

●1日に5回怒る 心臓にリスクがなくても、1万人当たり年間158回の心臓発作が発生。リスクがある場合は、さらに高く657回。

●べた足で歩いている 踵から足をつけ爪先で蹴るように歩くことで外反母趾を予防できる。歩く速度も速くなり運動効果がより大きい。

●うつむき加減で、猫背の姿勢が多い 首や背骨の歪みは、肩こりや腰痛だけでなく内臓疾患を呼び込む。常に姿勢を良くすることを心掛けたい。

●体重が標準的 人種によって異なるBMIから見る死亡リスクだが、日本人の場合は「ちょいデブ」のほうが健康的である。

●笑う回数が少ない 週1回以上笑う人と比べ、その頻度が、それ未満の人では心血管疾患の発症リスクが約1.6倍との結果が。

●便秘である 米国の研究では、便秘の人は死亡リスクや心血管疾患の発症リスクが高いことが判明している。

●臭いを感じにくくなった スウェーデンの調査では、嗅覚が鈍い高齢者は、良好な高齢者に比べ、10年後の総死亡リスクが46%高かった。

●くよくよ悩む 何かトラブルがあったときに、そのことについて考え続けてしまうと、自律神経失調を発症するリスクが高まる。

●握力の低下 握力が低下すればするほど、死亡率や、がん罹患率が大幅に上昇することが複数の研究で判明している。

●長引く咳を放置している アレルギーや喉が弱いからだと放置しておくと、肺がんや結核の可能性が。2週間以上続いたら検査が必要。

■死を招く危険な習慣【日常生活編】

●外出&会話が少ない 同居家族以外とのコミュニケーションが週1回未満で、外出も1日1回未満だと、6年後の死亡率が2.2倍も高い。

●10時間以上寝る 10時間以上の睡眠は、7時間の睡眠よりも脳卒中の死亡リスクが56%、心血管疾患の死亡リスクが49%高い。

●風呂は湯船に入らずシャワーだけですませる シャワー入浴は体温を下げる。体温が1度下がると、免疫力が30%もダウンするといわれ、万病の元となる。

●休みの日は昼過ぎまで寝ている 休みの日も、せめて9時には起きて、家事や散歩などをして体を使ったほうが、夜に良い睡眠を得られる。

●意識的に日光浴をすることがない 日光浴による自然なビタミンDの蓄積は、がんなどを防止する効果がある。夏場以外はビタミンDが不足する。

●休日はジャージで過ごすことが多い ジャージで過ごすのは、家でテレビなどを見て、外出をしないから。体と心が老け込むことで、疾患リスクが増大。

●昼寝で1時間以上寝る 昼寝は脳を活性化する効果があるが、気持ちいいと寝すぎるのは健康に悪い。30分程度がベストだといわれる。

●歩行時間が1日1時間未満 1日に1時間以上歩く高齢者は、肺炎やインフルエンザで死亡するリスクが低いことが判明。意識して歩きたい。

●クーラーをつけない 高齢者は暑さを感じにくく、猛暑日でも暑いと感じずに熱中症になることも。気温を確認し、クーラーの使用を。

●早朝に運動する 習慣がある早朝の散歩、ジョギングは気持ちのいいものだが、朝は血圧が高めになる時間帯なので急激な運動は禁物。

●熱めの風呂が大好き 42度以上の熱めの風呂を好む人がいるが、熱めの風呂は血圧の急上昇、急降下が起きやすい。38度を目安に。

●爪楊枝を使って歯をせせる 食事後に爪楊枝で歯をせせる人は多いが、歯茎を傷つけ歯周病菌を広げることになりかねないので、ご用心!

●食後にすぐ横になる 胃を休めると称して食後、すぐ横になると血糖値が上昇しやすい。食後はブラブラ歩きするぐらいのつもりで。

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