■省エネ効果が大きいのはエアコン

 省エネ効果が大きい冬場の暖房家電の節電を含めると年間10万円以上の節約が可能というが、これから本格的な夏を迎えるにあたり注目はやはりエアコンだ。『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)などにも出演する節約アドバイザーの和田由貴氏は「日中に限定すると、電力消費量の半分以上がエアコンといわれています」として、こう続ける。

「エアコンは設定温度にするまでの間に最も電力を消費します。寝る前にエアコンのタイマーをかけ、夜中に切れて寝苦しいあまり、目が覚めて、またエアコンを入れた経験はないでしょうか。それより、朝までつけっぱなしにしたほうが節電になる可能性が高いです」

 日中もしかり。1時間やそこらで帰宅する近所への外出なら、留守中もエアコンをつけたままのほうが節約につながるという。さらに、エアコンを使わずに済んだら、それに越したことはない。「部屋に窓が2か所にあったら、開けた窓の1つに向けて扇風機を回すんです。すると、無風の日でも、もう一方の窓から涼しい風が吹き込んできます。部屋に窓が一つだけしかなかったら換気扇を回し、窓を少しだけ開けます。すると、その隙間から換気扇が外気を吸い込み、部屋に風が入ってきます」(前同)

 まさに無から風を生み出し、エアコンいらずの生活を送るための極意なのだ。「あとは水を入れて凍らせたペットボトルをおき、その背後から扇風機を回すとエアコン並みの冷たい空気が当たり、ただ扇風機を回すより効果的です」(同)

 このほか、日中使わない部屋はカーテンを閉めておくこと(外側にすだれをかけられるならベスト)。日中の厳しい日差しが輻射熱となって、夜の寝苦しさの一因となるからだ。

 もはや自分の身は自分で守るしかない。払うべきは払う、払わないものは絶対に払わない――その心構えで「老後資金2000万円不足」時代を乗り越えようではありませんか。

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