■東京五輪超注目選手の相手は、就職した元SKE48研修生

 では、いわゆる“アイドル戦国時代”以降のアイドルで、五輪選手と結婚した人物はいるのだろうか?

 今のところ1名だけいる。それも相手は東京五輪で活躍が期待されている超大物──陸上競技の3000m、5000m及びマラソンの日本記録保持者である大迫傑(リオ五輪代表)である。

 長距離の第一人者である大迫の結婚は大々的に報道されることはなかったが、後日、SKE48の元研究生・橋本あゆみがパートナーだということが明らかになる。橋本は、高柳明音斉藤真木子、石田安奈、古川愛李らと同じ二期生だが、在籍期間はわずか8か月。目立った活躍はなかったが、大手スポーツメーカーに就職することで、大迫と知り合ったといわれている。

 なお、AKB48グループ出身者と野球・サッカー以外のアスリートの結婚としてはほかに、バレーボールVリーグの名古屋ダイヤモンドドルフィンズ所属の中東泰斗(五輪選手ではない)と、元NMB48の岸野里香という組み合わせがある。

 こうして眺めてみると、2010年代以降に明らかに件数が増えている。そして、やはりメダリストが多い。五輪で結果を出したアスリートは、公私共にその後の人生の可能性が広がりやすいということなのだろう。リオ五輪競泳(400m個人メドレー)金メダリスト・萩野公介はmiwaとの交際が報じられている。

 さて、東京五輪は約1年後。日本選手がそこでメダルを獲れば、自国で通常の五輪に増した絶大なるステータスを築くことができるだろう。そのなかから、アイドルと結婚する者が続出しても何もおかしくはない。

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