■自分の生活環境に合っているかどうか
それでは実際に保険を選ぶ際、ポイントとなるところは何だろうか。「良い保険、悪い保険をバッサリと仕分けるのは難しい。保険は、自分の“生活環境”に合っているかどうかが重要です」
会社員か自営業か、既婚か独身か。はたまた妻の収入、子どもの有無や年齢、ローンの残金など、人それぞれで生活の内情は大きく変わる。だからこそ、必要な保険も人によって変わってくるのだ。
「また、保険の見直しは、解約して入り直すだけではありません。既存の保険を、なんらかの形で生かせることもある。それを覚えておいてください」
さらには、相談する相手も要チェックだ。「自分が扱っている商品と他社の商品を比べて、それぞれの長所・短所を説明してくれるセールスマンは信用できると思います。逆に、いいところしか口にしないセールスマンは、疑ってかかったほうがいいかも」
最後に、シニア世代が注目すべき保険を、平野氏に聞いてみた。「最近は、24時間態勢で健康相談に乗ってくれたり、セカンドオピニオン先を紹介してくれたりする“医療サービス”が組み込まれた保険が登場しています。さらには、介護保険や今の医療事情に合った保険も出てきている。こういった保険商品は今後、クローズアップされることになると思います」
今後の生活をイメージして、身に合った保険を!