■コーヒーや緑茶、青魚は心臓に良い

 次に調査したのは、「心臓」に良い食べ物と悪い食べ物。心筋梗塞をはじめとした心臓病は、年齢ととともに、そのリスクが高まることは周知の通り。前出の平地氏が続ける。「心臓は、漢方では“熱の込もりやすい臓器”と言われています。ゆえに、過熱状態を冷ますことが大事で、その効果が期待できるのがコーヒーや緑茶です」

 ただ、この2つは利尿作用があり、熱中症対策には向かないという意見もあるため、飲みすぎないように。

 食べ物では、脳の病気にも効いた青魚が、心臓にも良いことが分かった。「青魚に含まれるDHAやEPAが血液をサラサラにしてくれるんですね。血液の流れが良くなれば血栓もできにくく、心筋梗塞のリスクも下がります」(前出の医療ジャーナリスト)

 一方、心臓病のリスクを高めてしまうのは、ベーコンやコンビーフなどの肉の加工品。動物性脂肪が多すぎるのだ。

 また、意外と知られていない危険な食べ物がケチャップで、「ケチャップやサラダドレッシングなどは炭水化物の含有量が多く、糖分も多い。高カロリーの調味料は心臓病だけでなく、脳梗塞や糖尿病も招く可能性が高いんです」(前同)

 ハンバーグやオムレツを食べるときも、ケチャップの量は極力控えたほうがいいようだ。

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