■奇抜な衣装でステージに!?
――久しぶりのダイビングを満喫したと。19年から20年にかけて新曲の発売が続きます。まずは19年10月に発売されたアルバム『女ごころ〜十人十色〜』について教えてください。
丘 詞を10人の作詞家の先生に作っていただき、曲は5人の作曲の先生が2曲ずつ書いてくださいました。それぞれの曲に登場する女の人を演じてみようというのが、今回のテーマだったので、違ったパターンをいろいろ作ってもらいました。
――一番思い入れが強いのは、どの曲ですか?
丘 全国を回っているコンサートの演目の中に、このアルバムが発売する前から入っていた『風の寺』という歌ですね。今、コンサートで幽玄組曲っていうのを一生懸命やっているんです。名曲を組み合わせて物語を仕立てて、それをテーマに演じながら歌うっていうものですけど、エンディングで歌っているのが『風の寺』なんです。
――この曲は別れた男に未練がある女性の心情を歌っていますが、実生活の丘さんなら、どうします?
丘 私なら気持ちをスパッと切り替えて、過去は振り返りませんね(笑)。
――アハハハ。20年1月には、約1年振りとなる新曲『五島恋椿/白山雪舞い』がリリースされます。
丘『五島恋椿』は演歌の王道って感じで、カラオケでぜひ、女性に歌ってもらいたいなっていう作品ですね。『白山雪舞い』は幽玄組曲に入れても、ハマる感じのスケールの大きな曲に仕上がったと思います。
――期待しています。ところで、19年9月に東京で行ったリサイタルで、15年ぶりにミニスカート姿を披露してくれたのには驚きましたよ。
丘 18年は曲ごとに衣装を着替えるというのをやらせてもらったので、19年はミニスカートをはいて踊りながら歌ったら、皆さん、ビックリされるんじゃないかって。
――ファンの反響は?
丘 一生懸命気を遣ってくださって「全然イケるよ。これからもはいてね」って。まあ、私が先に「もし良いって言われなかったら、もうはきません!」って言っちゃったんですけど(笑)。
――これからもぜひお願いします。次に奇抜な衣装でステージに立つとしたら?
丘 以前、音楽バラエティ番組『歌う! SHOW学校』で、学生服を着たんです。生徒役だったんですけど、高校生に戻った気分で、すっごく楽しかったですね。だから、また着てみたいなっていう気持ちはあります。