■楽天も大金を

 資金力が豊かな巨人とソフトバンク。両球団に次いで選手に金を払っている球団は、意外や楽天である。「オーナー兼会長の三木谷(浩史)さんは、野球よりサッカーが好き。同じく会長を務めるJリーグのヴィッセル神戸に大金を投じて戦力補強したところ、19年の天皇杯で優勝できた。これに味をしめたのか、野球でも近年は積極的に補強する動きを見せています。これまでは球界で“ドケチの三木谷”と呼ばれていたのに、えらい変わりようですね(笑)」(楽天番記者)

 楽天は昨オフも、牧田和久(2億円)、涌井秀章(1.25億円)、鈴木大地(1億円)らを補強。13年以来の日本一を狙っている。

 最後に、球界関係者が大注目していた2選手の契約更改について触れたい。「各球団スカウトは、ヤクルトの山田哲人(5億円)、中日の大野雄大(1.3億円)の動向を注視していました。山田と大野は今年のオフにFA宣言することが確実視されていますが、案の定、単年契約でしたね」(セ・リーグ球団スカウト)

 山田がFA宣言したら、巨人とソフトバンクの一騎打ちになるという。「契約は当然、4年以上の複数年でしょうね。マネーゲームになったら、年俸は7億円近くに吊り上がるでしょうから、山田が歴代最高年俸になるかも」(前同)

 来季の年俸は、6.5億円の菅野を超えそうな山田だが、球界OBたちは複雑な心境のようだ。「長嶋(茂雄)さんの生涯年俸の合計は、約4.5億円。これは年平均にすると、たった2500万円。現在の貨幣価値に合わせても、5000万円程度です。6.5億円もらっている菅野くんは、ミスターの13倍の年俸だということです」(OBの一人)

 選手には、金額に見合った興奮と感動をお願いしたいものだ。

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