■現行モデルは多種多様!シニア向け「バイクの選び方」

 憧れの名車に乗れなくても、バイクの楽しさは変わらない。今では、初心者に乗りやすく、上級者を満足させるような機種が多数そろっている。ここからは、「バイク購入」について解説していこう。

 まずは、一番お手頃で乗りやすいクラス、125ccまでの原付&原付二種から。「まず注目したいのは、お金がかからないこと。このクラスは中古市場にも多くの車両が流通しているため、選択肢が多彩。しかも燃費が良くメンテナンス費もかからないので、お金をかけずにバイクを楽しめるのが魅力なんです」(中田氏)

 たとえば「シグナスX」なら、10万円前後でも豊富に中古車を見つけることができるという。「実用面はもちろん、趣味的な要素も加味するなら『クロスカブ』。この機種はファンが多く、オーナーたちの交流も盛んです。また、ロングツーリングをせず、街乗り中心でバイクを楽しむなら、電動バイクの『E-Vino』もモーター独自の加速感を味わえるのでオススメです」(前同)

 次に、バイクのボリュームゾーンとも言える中型バイク。このクラスは、各社のロングセラーが多く、購入しやすいのだという。「『ヤマハセロー250』は2005年。『ホンダCB400スーパーフォア』は1992年から販売されています。どちらも人気モデルですから、中古市場でもバリエーションは豊富で、かつ予算に合わせた車選びが可能。また、タイ生産の『カワサキNinja250』は、新車でも比較的安く購入できますよ」(同)

 さて、上級者向けにはなるが、「大型バイク」を選ぶなら、どんな機種だろう。「購入・維持することが難しい絶版車に通じるレトロな外観を持ちながら、現代の技術を備えているモデルがいいですね。また、憧れのブランドなら、“ハーレーダビッドソン入門編”とも言える『IRON883』がオススメです」(同)

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