■乗るために再チェック!「バイク免許取得」の基礎知識

 当たり前だが、バイクを運転するには二輪免許が必須。普通自動車免許を持っていれば、50ccまでの原付バイクに乗れるものの、それ以上の排気量のバイクに乗るためには、車種に合わせた免許取得が必要だ。原付免許は別として、二輪免許を取得する方法は大きく2つ。教習所に通って習得するケースと、各地の運転免許試験場に出向き、学科や技能試験を行う“一発試験”のケースだ。特に後者は、スムーズにいけば費用を抑えつつ、短期間での免許取得が可能となるが、その反面、注意すべき点もある。

「何度も試験に落ちる可能性もありますし、試験を受けるための実地練習を試験場などで行えば、時間や費用は、それなりにかかってきます。基本的に一発試験は、なんらかの理由で免許を失った人が再取得を目指すためのもの。初めて二輪免許を取る場合は、ある程度の予算はかかるものの、教習所での取得が現実的でしょう」(バイク雑誌編集者)

 教習所によって、かかる費用は違ってくる。「教習所のコースの大きさによって、指導員が同時に何名の教習生を教習していいのかが変わってきます。そのあたりが、料金に跳ね返ってくるんです」(前同)

 もちろん教習料金が安いところを探すのがベストだが、何日間も通うことを考えると、教習所までのアクセスも重視したい。「いくら教習料金が安くても、アクセスが悪くてバスや電車を利用しないと通えないところは、交通費が別途かかってきます。仮に料金が高く思えるような教習所でも、送迎バスを無料で利用できたりするメリットがあるかもしれない。単純な料金比較だけでなく、トータルの費用で考えてください」(同)

 免許はバイクライフをスタートする大きな第一歩。心して挑みたい。

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