テレビを見ているとさまざまなＣＭが流れる。視聴者からの好感度が高いＣＭは、今旬の芸能人が出演していたり、ストーリー性の面白さなど、強烈なインパクトを残す。シリーズものとして続いている人気コンテンツもある。そこで今回は１０～５０代の男女２００人に「好きなテレビＣＭ」について聞いてみた。
第３位には同率で、ＮＴＴドコモと日清「どん兵衛」のＣＭがランクイン。
ドコモで人気のシリーズものは、星野源がかけだしプロデューサーにふんし、新田真剣佑、長谷川博己、浜辺美波を起用した３匹のキャラクター、ドニマル、コスモス、モンジュウロウを人気者にするストーリー仕立てのＣＭ。今回ドコモを選んだ人からも「明るくて親しみやすい」（３２歳／男性／総務・人事・事務）、「キャラクターとストーリーがかわいらしくて楽しいから好き」（３７歳／女性）という理由が挙がっていた。
一方の日清「どん兵衛」のＣＭは、吉岡里帆が演じるどん兵衛の精「どんぎつね」さんと星野源の暮らしを描いたシリーズで大人気。おあげにキスする「あげキッス」篇、大みそかに新年を迎える瞬間を待つ「大晦日のうそ」篇など、様々なストーリーがある。昨年は、「どん兵衛 釜たま風うどん」のＣＭにプロレスラーの中邑真輔を起用、どんぎつねさんと中邑との絡みも話題になった。きつねの耳としっぽをつけた吉岡里帆のどんぎつねさんは、男女を問わず人気で、「どんぎつねさんがかわいすぎる」（２８歳／女性／主婦）、「吉岡里帆さんのきつね姿がかわいい！」（３８歳／男性／コンピュータ関連以外の技術職）、「星野源とどんぎつねのやりとりにほっこりする」（３６歳／男性／コンピュータ関連技術職）、「２人のやり取りが面白い。平和な感じがする」（５２歳／男性）と絶賛されていた。
第２位は、ソフトバンクの「白戸家シリーズ」。
ソフトバンクといえば白戸家だが、同シリーズは２００７年からスタート。白い犬のお父さん、樋口可南子、上戸彩、ダンテ・カーヴァー、竹内涼真といった白戸家の人々や白戸家周辺の人たちがソフトバンクのさまざまなサービスを紹介する。昨年は、岡田准一、土屋太鳳、白石麻衣らが出演した「ギガ国物語」シリーズと白戸家シリーズとのリンクも話題になった。最新ＣＭでは、白戸家のお父さんと岡田の他、ラグビー日本代表のリーチマイケル選手などが登場している。
ソフトバンクを選んだ人からは、「展開がいい。ストーリーが面白い」（２５歳／男性／学生・フリーター）、「ユーモラスなところ。白い犬のお父さんのキャラがいい」（５７歳／男性／医師）、「見ていても飽きないし家族をテーマにしているところ」（３０歳／男性／学生・フリーター）、「最初の頃、面白かった。現在は中だるみのように感じていますが、この先どうなるのか興味深いと思っています」（５２歳／女性）と、ご長寿ＣＭならではの期待もされていた。
