わずか1分でミイラにされた仲間・ノンクレジットの上戸

 まずは、“完全なモブキャラ”として登場した2人の人気女優だ。

「1999年に公開された映画『ガメラ3 邪神覚醒』には、人気女優の仲間由紀恵(40)が出演しています。出番は1分未満、役名は“女性キャンパー”という、完全な端役です。

“キャンプ場で遊んでいたところを悪役怪獣・邪神イリスに襲われ、真っ黒なミイラのような姿で殺される”というショッキングなキャラを演じていました。

 特撮の出来も良く、けっこうグロテスクなシーンですが、襲われる際の悲鳴がどことなく棒読み気味であか抜けていないのが、時代を感じます」(特撮ライター)

 さらにマニアックな話だと、1998年から1999年まで放送されていた『ウルトラマンガイア』(TBS系)の第46話には、あの上戸彩(34)がノンクレジットで出演しているという。

「未知なる敵“根源的破滅招来体”による地球の危機が絶えない『ガイア』には、“破滅こそ救済”と考えるカルト教団が登場するのですが、上戸彩は信者としてエキストラで出演していました。当時のテレビの画質と、まだあか抜けていない顔つきから考えても、知らなければ気付かないレベルです。

 当時の上戸は『Z-1』というアイドルグループに所属しており、『快進撃TVうたえモン』(フジテレビ系)という番組に出演していました。同番組は特撮オタクで有名な京本政樹(61)も出演しており、その縁でMCの今田耕司(54)が“教団の教祖”として『ガイア』に特別出演。局を越えた、実はけっこう豪華な企画だったのです。

 しかし、局の違いもあり、セリフや出番も多い今田のみクレジットされ、番組レギュラーだったガレッジセールや、当時はコンビだった『ビビる』、そして上戸はノンクレジットで『ガイア』に出演したのが真相です。現在では、むしろ上戸の方が“スペシャルゲスト感”がありますね(笑)」(前同)

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