広瀬アリス
広瀬アリス

あの人気モデルも実は『仮面ライダー』がドラマデビュー

 2011年から2012年にかけて放送されていた『仮面ライダーフォーゼ』(テレビ朝日系)の第37・38話には、現在はバラエティ番組で大人気のモデル・滝沢カレン(27)がゲストヒロイン兼怪人として出演していた。役者としての印象は薄い滝沢だが、どんなキャラだったのだろう。

「“アメリカからの転入生、エリーヌ須田”という役柄で出演しました。ちなみに、これがドラマデビュー作です。エリーヌは宇宙にかける思いが強すぎるあまり、誤解から“中途半端な覚悟で宇宙を目指すな”と宇宙飛行士志望のヒロイン・ユウキ(千眼美子)を毛嫌いしたり、物語の黒幕である、元宇宙飛行士で学園理事長の我望(鶴見辰吾)に心酔して“水瓶座の怪人・アクエリアスゾディアーツ”に変身してしまうなど、危うい純粋さを秘めたキャラクターでした。

 彼女が登場した回は、多少子供向けに簡略化されていますが、JAXA(宇宙航空研究開発機構)でロケが行われたり、本格的な“宇宙飛行士模擬適性試験”を描いた回で、見ごたえがあります。”極限状態や予期せぬトラブルに対する忍耐力”を見定めるテストのため、悪く言えばややキツイ印象を与えるような、ピリピリした滝沢カレンが見られます。

 正直、演技はあまりうまくありませんでしたが、キャラクターの雰囲気にはマッチしていた点と、表情の演技は問題なく上手だったため、ファンは意外な側面が見られて面白いかもしれませんね。滝沢の出演するエピソードは希望を残しつつもしんみりするラストでしたが、基本的に『フォーゼ』は死者もほとんど出ず、多くの怪人は更生して学園生活を謳歌する明るい作風です。福士蒼汰(26歳)のカッコよさも相まって、初心者でも気軽に楽しめます」(特撮ライター)

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