■《人生は苦しみと絶望の連続だと、あきらめることからはじめよう》

 ツイッターに上がっている動画で東出は本を紹介しているが、その中の1冊、『大河の一滴』(幻冬舎文庫)の内容が、東出のいまの心境をあらわしているのでは、とささやかれている。

「『大河の一滴』は、著者の五木寛之(87)さんが自身の人生観や死生観について書いたエッセイです。人生に悩んだ時、落ち込んだ時に読むと心に響くと話題で、1999年に文庫本が発表されるとベストセラーになりました。

《私は二度自殺を考えたことがある》という一文から始まる同書には、悩みや苦しみを感じても《結局は、時間が解決してくれるのを待つしかないのだ》《待つしか無い。それが人生の知恵というものだろう。それはわかっている。わかってはいるのだが、その重苦しい時間の経過をじっと絶えて待つあいだが、なんともやりきれないのである。》とあります。また、苦しみから立ち直る方法としては《まず、人生とはおおむね苦しみの連続である、と、はっきり覚悟すべきなのだ。》と記されています。こういった文章を読んでいると、どうしても不倫発覚後、ひとり苦しむ東出の様子が目に浮かんでくるんです…」(夕刊紙記者)

 また、《酒で憂さをはらすことのできる人は幸せだと思う。》というくだりは、東出が大の酒好きであるという一面が思い出される。

「東出は、酒に酔いすぎて居酒屋で一般女性をナンパしてしまうこともあったようで、杏は酒癖の悪さに頭を抱えていたといいます。さらに、不倫発覚時に流出した唐田と東出の2ショット写真には、2人の背後に、一緒に飲んだと思われる大量の缶チューハイが写っていました。東出は酒を飲んでいても、杏や唐田の存在がチラつき、余計に辛くなってしまうかもしれませんね。

 また、五木さんは、人間は小さな存在でまるで大河に流れる一滴である、とたとえ、自分をちっぽけだと考えると《私はなにもわざわざ自分で死ぬことはないと自然に感じられるようになってきたのだ。》と、自殺を考えなくなったきっかけも告白しています。

 東出は唐田との不倫によって仕事を失い、杏との関係修復は可能性0と言われています。自業自得ですが、今絶望の縁にいる東出は、この本の“人生に前向きになるのはやめて、苦しみも絶望も全て受け入れる”という考え方を人生の道しるべとしているのでしょう」(前同)

 ただ、SNSでは、“この本を読んで批判に向き合ってたのかな”という共感の声や、“不倫したんだから黙って反省して!”という批判の意見があがり、東出はまたもや賛否両論を呼んでしまった。

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