■コロナについて何度も政府に苦言を呈していた

「4月19日にも『笑福亭鶴瓶日曜日のそれ』(ニッポン放送)でコロナの話題が出た際に、

“あかん人が分かりましたよね、大体。この人らはあかんなっていうのが。よう考えなあかんなっていう人がようさん生まれましたよ”

 と発言したり、“あの方もそうですし、マスクを耳に掛けたまましゃべっている人(麻生太郎財務大臣(79)のことだと思われる)もそうやし”

 と、やはり苦言を呈しています」(前出の関係者)

 26日の同番組でも鶴瓶は、

「もっともっと前に、いろんな判断やってくれたら…早くやってくれたらよ、死なんでええ人もおったと思うねん」

 と政府の判断の遅さに怒りを見せたり、当時466億円もの予算が注がれた挙句に不良品騒動が起きた“アベノマスク”について、

「マスクを日本で作るという考えはないのかゆうねん。何億も使って……」、「「コロナがたくさん出てるところに、なんでマスク(の製造)頼むねん」

 と、鶴瓶は知り合いにマスクを作ってもらった経緯もあり、「マスクは自国で作るべきだ」という持論を展開していた。

 実は鶴瓶は昔から、たびたび社会や政治問題について言及していたという。

「コロナ騒動初期の2月19日に『アメリカに負けなかった男~バカヤロー総理 吉田茂~』(テレビ東京系)のイベントで、吉田茂と現代の政治家を比較するようなコメントをしたり、2017年12月28日の『チマタの噺SP』(テレビ東京系)ではテレビ放送に関する“自主規制”の話題から、差別発言についてビートたけし(73)と議論した際は“差別ということを規制することによって差別が生まれる”と、現状の表現規制について踏み込んだ発言をして、話題となりました」(テレビ局関係者)

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