■滝沢氏が計画を引き継いだはずが…

 ジャニー氏が亡くなり、ストップした計画は、滝沢秀明副社長(38)が引き継いだと言われていた。

「滝沢氏が引き継いだ後は、ジャニー氏の生前に言われていた40人の大グループではなく、いくつかのグループを合わせ40人をデビューさせるのではという話もありました。

 6人組のSixTONESと9人組のSnowManが今年1月22日にデビュー。そして今年、この先、SixTONESとSnowManに加えて、5人組のHiHi Jets、6人組の美 少年、7人組のなにわ男子、同じく7人組のTravisJapanがデビューすると言われていたんです。というのも、全6グループの人数を合わせると40人。ジャニー氏の“トニトニ構想”と人数がピッタリ合うということですね」(前出の女性誌記者)

 女性誌記者は続ける。

「ジャニー氏の生前の構想では、Jr.に活躍、デビューのチャンスを与えるという意味合いもあったと思うんです。しかし、デビュー組だけを起用してしまったトニトニは、ジャニー氏が思い描いていた当初の理念が崩壊しているような気がしますよね。これで、まもなくデビューするのではと言われていた、HiHi Jets、美 少年など4組のデビューは流れてしまったということでしょうか……」

 一方で、芸能プロ関係者は、「そんなことはないのでは」とし、こう続ける。

「今回のトニトニを実現させたことを含め、裏方に回ってからの滝沢氏の活躍は本当に目覚ましいですよね。今回のジャニーズと初コラボとなるミスチルの桜井さんを引っ張ってくる発想と、行動力は素晴らしい。まったく面識がなかったといいますからね。良いことだと思ったら、失敗を恐れずに正面から当たってみる。コロナ禍の日本を元気にするという理念への賛同はあるでしょうが、滝沢氏のそうした前向きな動きに、桜井さん共感したのではないでしょうか。

 滝沢氏は、昨年9月に東京ドームで行われたジャニー氏のお別れの会でも、バックヤードでインカムマイクを付けて、真剣な表情で走り回っていました。そして、現在は自らテレビ局に出向き、若手タレントやJr.の営業活動を精力的に行っているといいます。デビュー組はもちろんですが、ジャニーズJr.のプロデュースを行う会社・ジャニーズアイランドの社長でもある滝沢氏は、やはりJr.をもっとも大切に考えていると思います。そんな彼が、Jr.の活躍の場をなくし、デビューをできなくする、というようなことはありえないでしょう」

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