■主人公・炭治郎は?

 主人公・竈門炭治郎(かまどたんじろう)は、15歳の心優しく生真面目な少年。彼を演じるのは“濱田龍臣(19)がいいのでは“、という声がある。

「ふだんの優しそうな炭治郎の顔が、濱田の屈託のない笑顔に非常にマッチしていますよね。また、『ウルトラマンジード』(テレビ東京)で見せた、“責任感の強いヒーロー”、“激情に駆られながらも、優しさを失わない姿”などが、炭治郎の演技にも生かせるかもしれません。童顔気味かつ男らしい絶妙なルックスも、役に合っていていい。佐藤健(31)と悩みましたが、佐藤は年齢と切れ目のルックスから考えて、冨岡がいいと思います」(映画専門誌記者=以下同)

■佐藤健には、冨岡こそが相応しい!

 佐藤には、炭治郎の上司で最上級剣士の一人、“水柱”の冨岡義勇(とみおか・ぎゆう)がベストマッチとする声がある。佐藤は、大正時代の『鬼滅』に対して、明治時代が舞台の少年ジャンプ漫画『るろうに剣心』で、主人公・剣心を演じた経験もある。刀を使ったアクションと、剣心の再現率は、原作ファンから大好評だった。

「切れ長の瞳と、冷静沈着でクールな姿は、ルックス的にも内面的にも佐藤で決まりでしょう。水のように変幻自在な歩法で戦う“水の呼吸”も、『るろうに剣心』でのワイヤーなしの超絶アクションを見ていると、完ぺきにこなせる気がしてなりません。序盤、鬼化した妹を守ろうと命乞いをする炭治郎に“生殺与奪の権を他人に握らせるな!!”から続く演説の様な長台詞(アニメでは1分45秒)も、佐藤なら間違いなくやってくれる安心感がありますよね」

■元人間のヒロイン禰豆子を演じるのは?

 心優しい炭治郎の妹・禰豆子(ねずこ)。家族で唯一生き残ったものの、“鬼”になってしまった悲劇の存在。特に初期は凶暴で、唸り声しか発せず、猛獣の様な荒々しい姿を見せていた。彼女は、ぜひとも橋本環奈(21)に演じてほしい。

「狂暴化してはいますが、単純な外見は本当にかわいらしいんですよ。それに、中盤からは赤ん坊レベルですが人間性を取り戻し、表情豊かになる。また、橋本は同じく漫画原作映画の『銀魂』でアクションシーン多めのヒロインを演じた経験もあり、“鬼”としての迫力満点の大立ち回りも、バッチリこなせると思います」

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