■ラスボスの“無惨”を演じるのは?

 物語のラスボスで人喰い鬼の原種にして首魁、鬼舞辻無惨(きぶつじ・むざん)。人間に擬態している際は“美男子”そのものだが、温厚な炭治郎に“存在してはいけない生き物”と言わしめるほどの、どこまでも残忍で無慈悲な悪役だ。戦闘能力もすさまじく、詳細は伏せるが、多くの炭治郎の仲間たちが犠牲となった。

松田翔太(34)とか、GACKT(46)とか、人間離れした底知れぬ雰囲気を出している俳優に演じてほしいですね。無惨は設定上、容姿が性別含めてたびたび変わるキャラクターですので、いっそのことダブルキャストもありかもしれません。冨岡に選んだ佐藤健ですが、無惨をやらせても似合う気がしますね」

■あの“福田組”をねじ込むなら?

 シリアス色が強い『鬼滅』にも、善逸の顔芸や、炭治郎の天然ボケなど、ギャグは多い。また、ラスボスの無惨の身勝手極まりない主張の数々が、一周回ってシュールな笑いになっている、とする声もある。そこで、名前が挙がるのが、2017年の映画『銀魂』を筆頭に、“漫画の実写化担当の監督”として頭角を現してきた福田雄一監督だ。

「福田監督は自分の気に入った俳優を何度も起用する傾向にあります。まず間違いなく、『銀魂』や『今日から俺は!』(日本テレビ系)に出た橋本環奈は選ばれるでしょう。

 もしも監督に起用されることになったら、福田作品にほぼ皆勤賞のムロツヨシ(44)と佐藤二朗(51)は、何が何でも出てくるでしょうね。ジャンプ原作の『銀魂2』や『斉木楠雄のΨ難』でも、映画オリジナルのキャラを作ってねじ込んでますから(笑)。

 仮に福田監督が担当したら、天狗の面をかぶった炭治郎の師匠・鱗滝左近次(うろこだき・さこんじ)や、敵の“鬼”のメンバーとして、”いつもの佐藤二朗”のノリで出てくるでしょうね」

 失敗することもある実写化作品だが、『銀魂』や『るろうに剣心』など、時代劇の要素があるジャンプ原作の作品は、成功しているようだ。まだまだブームが続きそうな『鬼滅の刃』も、実写化が待ち遠しいーー。

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