■”悪女”が現実の人気にも反映する
このほかにも、「共演者のイケメンと写真に写る際、距離が近い」「演技があざとくてむかつく」「いい子キャラがウザい」と、もはや言いがかりではないか、と思えるコメントもネットでは見受けられる。今回の主演映画で、“嫌われ”が加速するという恐れはないのだろうか。
「もちろん役と本人は別に考えなければいけません。しかし、13年の『あまちゃん』(NHK)で嫌われキャラを演じた足立梨花(27)は、放送当時に批判が続出。“足立本人も性格が悪いのでは?”というウワサまで出る始末でした。
また、今年のドラマでも『テセウスの船』(TBS系)で重要な役を演じた霜降り明星・せいや(27)についても、“もうまともな目で誠也を見れない”“嫌いになりそう”と、SNSでは彼の演技に反響が寄せられています。どうしても、視聴者は役柄にイメージが引きずられてしまうんですよ」(前出の専門誌記者)
『哀愁しんでれら』で、土屋は初の母役、そして本格的な悪女役となるわけだが、あらすじの時点で“突き抜けた”悪女となることは容易に想像できる。本格的に“嫌われ”女優にならなければいいが……。
「実は土屋は、15年の朝ドラ『まれ』(NHK)の時点で、“明るさのない悪役をやってみたい。本当に悪い役を”とインタビューで話しています。実際、18年9月の『痛快TVスカッとジャパン』(フジテレビ系)では、“恋人がいるのに合コンに来る女”という小悪魔OLを、ノリノリで演じています。
さらに言えば、19年10月17日の『ぐるナイ』ではマツコ・デラックス(46)に、“(自分がプロデュースするなら)すごい悪い女をやらせたい顔してる”と評されたこともある。今回の映画で突き抜けた“悪女”を魅せれば、女優として大きな転換期を迎えられるかもしれません」(前同)
単に“嫌われ”レベルが高まるだけで終わるか、女優として大きく成長を遂げるのか。どちらになるかはわからないが、土屋の挑戦を見守りたいーー。