■言葉にできない感動に涙する生徒や視聴者続出!

「舞台に選ばれたのは、山梨県にある、全校生徒60人の小さな中学校。まずは時間の空いていた神奈月、エハラ、みかんの3人が現地でOBに聞き込みをしたり、授業をモニタリングし、先生たちの一挙一動を細かく確認。先生本人にも面接し、口癖や、誇張しやすい個性(ハゲ頭、入れ歯など)をしっかり聞き込み、モノマネのターゲットを決定。その後、TBSでホリとひかるも合流し、綿密な打ち合わせを行いました」(専門誌記者)

「どんな順番で披露すればウケるか」「デフォルメはするかどうか」と、6人は深夜まで話し合いを続け、後日には立ち稽古。そのあまりに芸に真摯な姿に、視聴者はくぎ付けになった。

「そして、いよいよ当日。協力者の教師が“多目的室で生徒たちに説教”という名目で生徒たちを集めて、サプライズで芸人たちが次々に登場し、モノマネを披露しました。細かいギャグの一挙一動に生徒は大爆笑に次ぐ大爆笑で、“キャー!”とおおはしゃぎする生徒や何度も拍手する生徒が出たほか、最後には“よくわからないけどこみ上げてきた”“感動して泣いちゃった”と、顔を赤くして号泣する生徒まで出ていました。スタジオの松本人志(56)も、“死ぬほどウケてるやん!”とコメントしていました」(前同)

 神奈月たちも、「達成感がすごい」「ここ10年で一番」と、まさに完全燃焼。スタジオの松本はVTR終了後も、「(生徒の)手がびちゃびちゃになるくらい泣いてた。こんなんある!?」と、驚きを隠せない様子だった。

「ナレーションでも“その場にいた人すべてが笑顔に包まれる、素晴らしい1日となった”と大絶賛の企画でしたね。実際、『水ダウ』のナレーションを務める服部潤(53)は、放送当日の20日に、

“笑ってしまいナレーションなんて出来ない事が多い『水曜日のダウンタウン』ですが今夜のとある説は、唯一「感動し泣いちゃいそうでナレーションが出来なかった説」です”

 と、ツイッターに投稿。当時の放送批評懇談会も、“涙を流して笑う生徒たちに、モノマネ芸の原点を見る思いがした”と、説を称賛していました。なによりすごいのは、素人の先生のモノマネですから、芸人たちは二度と披露する機会がないわけです。それなのに、あれほどのクオリティで練り上げて披露し、それが生徒たちに死ぬほどウケる……見ているこちらも、ウルッときますよね」(前同)

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