■蛭子能収は“テンリャンピン”で逮捕

 一方で、ネットには「この程度のレートじゃ賭博罪に該当しないよね。賭博と賭博罪は違うものであって、この程度の麻雀は一時的娯楽を供するものの範囲内でしょう」「いわゆる社会通念上で許容される賭け金であれば全く問題はありません。テンピンなら普通にサラリーマンがやってるのと同じ水準です」「正直一般的なレートだとは思うけど、検事長という立場と相手新聞記者であることと自粛期間中というのがポイントでしたからね」と、賭け麻雀そのものを批判する声はそれほど多くはない。

「ネットの声にもあり、川原刑事局長も“社会の実情を見ましたところ、必ずしも高額とは言えないレート”と話しているように、麻雀をやる場合、いくばくかのお金が絡むのは知られた話。1998年に蛭子能収さん(72)が賭け麻雀で現行犯逮捕されましたが、そのときのレートは1000点200円の“テンリャンピン”。

 一説には、レートがテンピンはセーフで、テンリャンピンになると取り締まりの対象になるとも言われています。厳密に言えば、お金を賭けた時点で少額であろうと違法なのでしょうが、これだけ街にお金を賭けてやるフリー雀荘が存在していて、警察が取り締まらないということは、容認されているということですよね。また、芸能界には麻雀愛好者が非常に多いです」(前出の夕刊紙記者)

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