■五十路を超えたら
50歳を超えると、人や物の名前が出てこない、集中力や注意力がなくなるなど脳力低下が目立ってくる。「脳の働きを高めるとされるのが《天柱》《風池》《湧泉》などのツボです。このツボは認知症の予防にもなるとされます」(平地氏)
酒好きで健康診断の肝機能検査項目を、いつも戦々恐々としながら見る――こんな人にぜひ試してほしいのが《肝兪》だ。肩甲骨の下の端にある、文字通り肝臓を癒やすツボで、慢性肝炎などにも効果がある。
「ただし、ツボ押しはあくまで補助療法です。休肝日を設ける、深酒をしないといった、ふだんからの養生が大切です」(平地氏)
顔色がくすみ、手足がむくむんでしまった方は《行間》。飲み過ぎて二日酔いになったときは、手の平と甲の境目にある《魚際》を押したい。
自分で簡単にできる、副作用も医療費もなしの病気治療に、ぜひトライしてみてください!