■「レギュラーとしての出演はありません」

 しかし、『イッテQ!』、そして手越がレギュラーを務めていた『サッカーアース』を放送していたに日本テレビは6月19日、「(今後、手越の)レギュラーとしての出演はありません。総合的に判断いたしました」とコメントを出した。

 前出の制作会社関係者は続ける。

「正式に手越さんの降板は決まってしまいましたが、番組スタッフも手越さんの頑張りを見ていて、今後も一緒にやっていきたいという思いはあったはずです。

 ですが、そもそも手越さんが『イッテQ!』に起用されたのは、“ジャニーズの”人気タレントだから。また、『24時間テレビ』のメインパーソナリティーを毎年ジャニーズタレントが務めていることからも分かるように、日テレとジャニーズ事務所との関係はとても深い。ジャニーズ事務所から退所した手越さんの降板は致し方なく今後は、King&Princeのメンバーなど、若手ジャニーズが彼の後任として『イッテQ!』に起用されるのだと考えられます。

 3月に独立した元SMAPの中居正広さん(47)は、退所後もそれまでのレギュラー番組に出演し続けています。さらに2016年にSMAP解散騒動が報じられた際、冠番組の『中居正広の金曜日のスマたちへ』だった番組名が『中居正広の金曜日のスマイルたちへ』(TBS系)へと改題されました。これはSMAPが解散しても、番組はSMAPとは関係ないですよ、と示すことで、中居さんと番組を守るための措置だと言われました。

 手越さんは中居さんのように、番組が守ることはできなかったということですよね。もちろん、中居さんは番組のメインで、その貢献度を考えると手越さんとは大きな差がありますが……」

『イッテQ!』で数々のミラクルを見せてきた手越。奇跡の残留とはいかなかったが、今後の活動はどうなっていくのか。

「手越さんは芸能活動を続けるとのことですが、地上波のテレビ各局はやはりジャニーズ事務所への忖度が働いて、しばらくは彼の起用をためらうのかもしれませんね。

 今の時代は、ネット配信放送やYouTubeなど、さまざまなメディアがあります。手越はその歌唱力も高く評価されているので、コロナが落ち着けばライブ活動もできる。赤西さんや錦戸さんも地上波テレビにはほとんど出ませんが、順調な“辞めジャニ”活動を送っているといえるでしょう。そういう意味では、手越さんの活動も大丈夫でしょう。ましてや、豊富な人脈を生かしてビジネスもやっていくとのことで、収入面も問題は何もなさそうです。

 地上波テレビ出演に関しては、『新しい地図』が参考になるのではないでしょうか」(前同)

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