■熱中症対策は室内も大事

 さて、熱中症対策は、室内も大事。直射日光を避ける、すだれや日よけシェードが定番だが、和田氏が推すのは窓ガラス用断熱シートだ。「これは、プチプチの緩衝剤のようなシートです。冬の寒さ対策でもよく使われますが、窓ガラスを通じた熱交換を遮断してくれますから、夏はエアコン効率を上げてくれる効果があるんです」(同)

 エコの視点からも、これは、ぜひ取り入れるべきだろう。

 また近年、室内とともに増えているのが、自動車内での熱中症。これには、どんなグッズで対策ができるのだろうか。「真夏の炎天下に駐車している車の中の温度は、50度を超えることも珍しくないといいますから、日よけシェードは必須でしょう。専門店に行かなくても、フロントガラス、サイドウインドウ、リアウインドウ用と、いずれも100均のカー用品コーナーで購入できます」(同)

 また、こんなアイテムも車内の熱中症予防に役立つという。「椅子や車のシートに座るときに、背中や腰を楽にする背当てバックレストです。メッシュ状になっていて通気性がよく、熱くなったシートに体をあずけても体温を上昇させません」(同)

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4