■ギリギリを攻めるもコンプラには自信アリ!?

 こうした『働き方改革』の影響で、昔のようにADや関係者を無茶に働かせることは難しくなりつつあり、番組制作にも影響は出ているという。

「しかし、今回の『水ダウ』ではあえてそういった過去検証時の過酷なエピソードを包み隠さず放送し、1時間まるまる語らせた。これは、よほどコンプライアンスに自信がなければできませんよね。不満を言いつつも、メンバーがみんな楽しそうに話していたのも印象的です」(前出の専門誌記者)

『水ダウ』はコンプライアンス違反に片足をツッコんだような、ギリギリアウトな企画がいくつも放送されてきた。『水ダウ』名物と化した安田大サーカスクロちゃん(43)による『モンスターハウス』や『モンスターアイドル』など、その典型だろう。

「どちらも、クロちゃんの度を越した言動が“気持ち悪い”“ヤバい”と話題になりましたよね。『~ハウス』では“告白用の指輪を複数人に使い回す”という暴挙に出たクロちゃんに悲鳴の声が上がりました。

 しかも、19年12月4日の『~アイドル』は“クロちゃんの行き過ぎた言動があったため一部シーンをカットしてお送りします”というテロップが流れたうえ、藤井氏『~アイドル』についてのツイッターで

“第2話以降一度もベストな状態でOAに至れておりません”

 と暴露したりと、つねに放送事故一歩手前の状態で進行していたことが明かされています」(前同)

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4