■松下のブレイクは朝ドラがきっかけ

 一方の松下も、『スカーレット』がきっかけで一気に知名度を上げたという。

「09年にミュージカルで役者デビューして以降、12年に『もう誘拐なんてしない』(フジテレビ系)でドラマデビューを果たしたり、平成30年度(第73回)文化庁芸術祭の演劇部門の新人賞を受賞したりと、実力とキャリアを積み重ね、満を持して朝ドラデビューしました。

 そして、『スカーレット』でも繊細な演技から、“どっぷりハマる”という意味で“#八郎沼”というワードが誕生したりと、本格的にドラマ方面でもブレイクしたんです。

 特に喜美子(戸田)と夫婦で陶芸作家をしていたものの、方向性ですれ違い破局する、という第99話の放送が“舞台みたい”“緊張感がすごい”と好評だったほか、“八郎ロス”に陥るファンも少なくありませんでしたね」(前同)

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