■『バイキング』から過激さが消える!?
前出の制作会社関係者はこう話す。
「パワハラ問題に加えて、坂上さんがやり過ぎているから政権批判が繰り返されているとフジテレビ上層部は考え、坂上さんに好き勝手やらせないために、10月からは第二制作室から情報制作局が番組を作ることになったんです。ただ、坂上さんから権力を奪って番組が面白くなるかというと疑問です。
たしかに『バイキング』は時に行き過ぎた面があるのは事実でしょう。しかし、それは一般の視聴者目線であり、また逆に行き過ぎて過激なところが視聴者にはウケているんです。ブラックマヨネーズやフットボールアワー、おぎやはぎなど、芸人をコメンテーターに起用して、バラエティのノリの過激さ、ポップさを出せていたのは第二制作室が番組作りをしていたから。加えて坂上さんの毒舌が番組の醍醐味ですよね。
10月からより情報番組色を強くすると発表されていますが、番組の面白さという点では、つまらないほうにテコ入れされてしまう可能性が高い。これまでの過激で面白い『バイキング』を求めている視聴者は離れていき、視聴率も落ち込んでしまうのではとささやかれています。
上層部の一言をきっかけに変な忖度が働き、結果、現場がめちゃくちゃになり大失敗に終わるというのはテレビ業界以外でもよくある話。『バイキング』も『グッディ』も、フジテレビのドンの一言で崩壊に向かっていく……なんてことになるのかもしれません」
10月のリニューアルで、坂上の牙は抜かれてしまうのだろうか!?