■意識が変わった舞台

 無茶ぶりでも、振られたミッションに対してストイックに努力を重ねる印象の永瀬だが、元々は母親がジャニーズ事務所に履歴書を送ったこともあって、「望んで入った世界ではない」「仕事という意識がそこまでない」という時期もあったそうだ。その意識を変えるキッカケとなったのが、関西ジャニーズJr.時代に出演した舞台『ANOTHER』だったという。

「この舞台は1993年に初演され、SMAPの面々がメインキャストを務めました。2002年の再演では、村上信五(38)や大倉忠義(35)といった関ジャニ∞のメンバーが登場。これが関ジャニ結成のきっかけになったとも言われる、ジャニーズでは伝統ある演目なんです。永瀬は、2013年の大阪松竹座の公演に出演し、物語のキーマンと言えるレン役を務めました。

 この舞台を通じて永瀬は、“一生懸命な先輩方の姿を見て、自分がこんな素敵な役をいただいたからには、作品を悪くするわけにはいかない”と感じ、それまでの意識に変化が訪れたと、『anan』(7月29日発売)で語りました」(前出の女性誌記者)

 意識改革を経た永瀬は、今ではジャニーズ事務所にいること自体が自信になっている、という。

「新しい挑戦には怖さもあるという永瀬。知らない世界へ飛び込むワクワクもあるそうですが、“自分はジャニーズだからできるはずという謎の自信があります”とマインドコントロールに近い意識も持っているそうです」(前同)

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4
  5. 5