■『キョウリュウ』でも肉体美を披露

 商業的な話では、合体ロボのおもちゃが13年夏までに20万個売り上げ、直近10年で最高記録となったほか、17年には韓国を舞台にして、現地俳優による正式な続編が製作されたり、18年に『エイリム』がスマホゲーム『ブレイブフロンティア2』のリリースを記念して、キャスト総集結で“33.5話”と位置付けた本編中盤を意識した番外編が製作されたりと、近年では大成功の部類に入る作品だった。そこで竜星は、主人公のキョウリュウレッドとして年間通して活躍していたのだ。

「ダイゴは、器のデカさと持ち前のリーダーシップから“キング”の愛称でメンバーから慕われていましたが、竜星の堂々とした演技とハツラツとした笑顔が、設定に大いに説得力を与えていた。生身のアクションも多く、まさにカッコよさの塊でした。

『ぐらんぶる』で全裸になっている予告が話題になっていますが、キョウリュウジャーでも第27話『オ・マツリンチョ! レッドちょうしんか』で、Tシャツを両手で引きちぎり見事なシックスパックを披露し、爆発のなか派手なアクションを魅せてくれました。男性から見ても理想的な、見事な細マッチョでしたね」(前出の特撮ライター)

 ドラマには10年の『素直になれなくて』(フジテレビ系)でデビューしてからいくつかの作品に出演していたため『キョウリュウジャー』序盤から演技力に定評はあったが、作品終了後に本格的にブレイクの兆しを見せたという。

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