■ヒットの鍵は恋愛詐欺師

 前出の映画会社関係者は続ける。

「今作は、メインキャストの東出昌大さん(32)が不倫騒動があって注目されたことや、フジテレビ系の番組で多くの宣伝を打ったので、ヒット要因はあったんです。ただ、それ以上に大きいのが、やはり三浦春馬さんの存在でしょう。三浦さんは、すべての女性をとりこにしてしまう天才恋愛詐欺師・ジェシーを演じています。公開が彼の死から5日後とあって、スクリーンの中の彼を見ようと多くの観客が駆けつけたんだと思います」

 実際、ツイッターには「コンフィで荒治療してきた。今日は春馬くんだけを追いかけた」や「これから春馬君に逢いに行ってくる!」といった投稿が見られる。

(※本記事は以下『コンフィデンスマンJP プリンセス編』に関するネタバレを含みます。これからご覧になる予定のある方はご注意ください)

『コンフィデンスマンJP ロマンス編』は、世界有数の大富豪フウ家の当主レイモンド・フウ(演・北大路欣也)が亡くなり、遺産の相続人として指名されていたのは、誰も知らない隠し子、ミシェル・フウだった。長澤演じるダー子らも遺産を狙いにフウ家に入るところからストーリーは始まる。

 三浦さんが登場するのは、ダー子がでっち上げた偽のミシェルが、フウ家の跡継ぎになってしまい、その襲名を祝うパーティーのシーンから。

「三浦さん演じるジェシーは、パーティーのダンス会場で登場。早速、ダー子を見つけて、ダンスを始めるのですが、日本トップクラスの美男美女2人のダンスシーンとあって圧巻。三浦さんの美しさがじっくり楽しめます」(映画ウォッチャー)

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