■当時の映像に感極まるメンバーたち

「まず、みんな口をそろえて“デカいね”“スゴいねぇ”と、改めて会場の規模に驚いていました。そして、マネージャーの“この曲は泣けます。あの場所であの歌を聴いた時、今まで嵐のマネージャーで良かったと思いました”というコメントが紹介されると、櫻井翔(38)が“あの場所っていうのも特別だったしなあ”と感慨深げにつぶやいていましたね。

 ライブの終盤、大量の風船が宙を舞う演出の場面では相葉雅紀(37)が“そうそう。風船がすごいんだよね”とコメントしていましたが、全員が感無量といった感じで、じっくりと見ていました」(女性誌記者)

 口数も少なく、メンバー全員が食い入るように、当時の映像に見入っていた。曲が終わるころには、大野智(39)が下唇をかみしめ、涙をこらえているように見えたほか、全員が当時のライブに思いを馳せている姿が印象的なワイプだった。

 SNSでは放送時「嵐ツボのやつめっちゃよかった!5×10流れてきた時点でうるうる」「ほんと泣ける 国立でのあの時間はほんとに今でも大切な思い出」「今見るとまた違う意味合いをもって泣けるなぁ」と、大盛況だったが、いまにして思うと……という声もあった。

「『嵐ツボ』でその『5×10』が放送されたのは、18年の1月。嵐が活動休止を世間に公表したのは19年1月27日ですが、大野が活動休止の話を言いだしたのは17年6月でした。そのため、“休止発表の直前の事かと思うと、嵐自身も複雑な心境だったんだろうな”“ステージを見つめる嵐さんは…活動休止を話し合っている、嵐さんなんですよね…誰も知らないけど。そう思うと、泣ける”と、当時のメンバーの心境を慮るファンの声も、SNSで多く見られました」(前同)

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