■年齢関係なくいい恋愛も

――そうやって心身が元気になると、年齢関係なくいい恋愛もできそうですね。

由美 そうですね。皆さん、「出会いがない」と言いますが、誰にでも出会いは訪れていると思うんです。ただ、それを感じ取れずに見過ごしてしまっているのではないでしょうか。呼吸法を続けると、感性が豊かになり、日常の小さなことに感動するとか、何かを感じ取ることができるようになるんです。そういう身体になると、いい人と出会ったとき、しっかりと感じることができます。ボーッとしていたら、そのままで終わってしまいます。

――由美さんは最近、いい出会いはありましたか?

由美  今日もいい出会いをしています。週刊大衆さんのインタビューは、とてもいい出会いです。あっ、恋愛方面のいい出会いね。私は15歳から寝る間もないほど忙しく仕事をしているから、仕事が恋人です(笑)。「ステキだな」と思える男性と出会ってはいますが、仕事が楽しくて。それを超える男性にはなかなか出会えていません(笑)。仕事が好きなんです(笑)。でも、ご縁に年齢は関係ありませんから、いつも情熱的にワクワクし続けることが大切です。無感動や無関心は大敵。どんなことにも感動できる身心があれば、ステキな出会いがあったとき、大きな喜びをキャッチできるのではないでしょうか。他には、これまでテレビをじっくり見る時間がありませんでしたが、自粛期間中に見るようになって初めて触れた韓流ドラマに感動しました。

――由美さんが韓流ドラマに!  どうでしたか?

由美  昔、『冬のソナタ』ってあったでしょう?  周りがすごく夢中になっていたけど、私は見たことがなかったんです。それで今回、たまたまテレビ東京で毎日放送している韓流ドラマを「どんなものかしら」と見てみたら、圧倒されました。起承転結がはっきりしていて、ユーモアもあって、女性も男性も感情豊かに涙を流しています。脚本も、「なんでそこですれ違っちゃうの!」「ああ、はっきりと好きだって言えばいいじゃない!」ってハラハラドキドキ、見入っちゃう。喜怒哀楽があり、ひきつけられました。私が出演していた『水戸黄門』とは違った魅力があります。

――自粛期間中は、テレビ番組の収録ができず、日本のドラマは名作が再放送されて好視聴率となり、話題になりましたが、由美さんが出演されたドラマも再放送してもらいたいです!

由美  ドラマではありませんが、公開された時代に社会現象になった映画『同棲時代』は、今の時代の人に、ぜひ観ていただきたいなと思います。その年代の作品にしかない魅力があります。

――同作のグラビアの宣伝ポスターが当時、街中から消えたそうですね。

由美  ファンの方が持って行ったようです。鞍馬天狗で有名な俳優の嵐寛寿郎さんが、みんなに、そのポスターを見せたくない一心で、京都市内のポスターを落語家の林家木久扇さんの自転車の後ろに乗って剥はがして回ったと聞きました(笑)。

――まるで由美さんの親衛隊じゃないですか(笑)。その集めたポスターは、どうしたんでしょう?

由美  分かりません(笑)。そのエピソードを後々聞いて、情熱的で、うれしくなりました。

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