2020年11月~12月に公演予定だった、小池徹平(34)主演のミュージカル『るろうに剣心 京都編』の全公演が中止されることが、8月28日に公式サイトで告知された。
中止の理由について、公式サイトでは、
「新型コロナウイルス(COVID-19)感染拡大の状況を鑑みて、本公演の演出家の小池修一郎氏と主催者で検討に検討を重ねてまいりましたが、お客様をはじめ、キャスト・スタッフ等関係者の安全を確実に確保するための感染対策を徹底することと、本来お楽しみいただきたいと考えていた作品の魅力を十分にお届けすることを両立させることが困難であると判断し、誠に遺憾ながら全公演を中止とさせて頂くことと致しました」
としており、本作の演出を担当していた小池修一郎氏は、
「いまだに収束の兆し見えぬコロナの猛威のもと、密にならない立ち回りをお見せするのは本意では無く、あるべき『るろうに剣心』をお客様にお届けするのは、この秋は難しいとの結論に至りました。まことに残念ではございますが、みな様には、何卒ご理解いただけるようお願い申し上げます」
としている。
『るろうに剣心』とは、94~99年まで『週刊少年ジャンプ』(集英社)で連載していた和月伸宏作の漫画。かつて伝説の人斬りと呼ばれた流浪人(るろうに)の緋村剣心(ひむらけんしん)の活躍を描くアクション時代劇作品だ。近年では11年に第1作が公開された佐藤健(31)主演の実写映画が大ヒットし、今回のミュージカルでは激しくダイナミックな振付や本格的な殺陣、開催地『IHIステージアラウンド東京』の360度を囲む舞台機構の特性を十分に活かした演出など、見どころが盛りだくさんだったのだが……。