■最新作『ウルトラマンZ』がアツい!

 今年6月からは、毎週土曜日朝9時から、テレビ東京と公式YouTubeで最新作『ウルトラマンZ』が放送されているが、こちらも絶好調。テーマは「明るく楽しいウルトラマン」だと、本作の田口清隆メイン監督が公式サイトで明かしている。

 特撮好きで、円谷作品にも05年の『ウルトラマンマックス』でナレーションを務めたり、16年の『ウルトラマンオーブ』終盤にゲスト出演していた佐野史郎(65)も8月23日、横浜流星(24)主演のドラマ『私たちはどうかしている』(日本テレビ系)の第3話の告知をツイッターで行った際に、「ウルトラマンZに負けられない!」とつづっている。

 その人気の理由はなんだろうか。

「大人のファンとしては、やはり防衛チームの存在が大きいと思います。実はウルトラマンではお約束の “怪獣と戦う防衛組織”、“主人公は防衛チームの若手隊員”という要素は、15年の『ウルトラマンX』を最後に消えていました。

 理由としては“基地のセットや戦闘機、制服に製作費コストがかかる”という理由や、防衛チーム関係のおもちゃの売上がいま一つというのが挙げられます。『オーブ』以降は、防衛チームが本筋に絡まなかったり、民間警備組織として、いわゆる“おもちゃの販促”には絡まない立ち位置となていました。しかし、『Z』で本格的な防衛チームが復活したんです」

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