■会見の発言にも問題が

 廣瀬医師は「依存症にはいろんな形がある。診療していないので、山口さんがアルコール依存症か判断するのは難しい」としつつ、

「アルコール依存症を判断するとき、一般的な節度のある飲み方をしているかもチェックポイントになります。今回、山口さんは朝から酔っていて、“一晩中酒を飲んでいた”との報道がありますが、普通、そんな飲み方はしません。これは飲酒欲求に負けてしまっている。朝から酔っていて、追突してしまったというのは、飲酒問題と同時に、アルコール依存症と判断するのには、十分な状況かもしれません」

 また、2018年4月の会見で「今は飲まないと決めています」と山口が話したことにも、廣瀬医師は注目しているという。

「山口さんはあれだけの騒ぎに発展した事件があったにもかかわらず、“今は”と話しているんです。一般的に、お酒で何かしでかしてしまったときは、深く反省して“二度と飲みません”と言うでしょう。会見の場で、“今は”と後に飲酒する余地を残していたのは、依存症の傾向があると言えるでしょう」

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