■口約束だけでは絶対にダメ
廣瀬医師は最後に、アルコール依存症の治療についてこう訴えた。
「先も話したように、アルコール依存症になると判断力が曖昧になっている可能性があり、本人も気づいていない場合があります。飲み方に関する周囲のクレームで問題飲酒を自覚する糸口をつかむ人もいますが、そのときに口約束や口頭での注意だけで済ませては絶対にいけません。きちんと周囲が受診を勧めて、病院に行かせましょう。脳がまいっていて、自分が病気であるとの自覚が希薄で、診療に至るのが難しい。だからこそ、周りが病院に連れて行ってあげるといったサポートが大切です」
一部でささやかれた芸能界復帰が、完全に消えてしまったと思われる今回の事件。山口は今後も、“酒の欲求”と戦い続けていかなくてはならないようだ……。