■伝説の堺×新垣の名作弁護士ドラマ

 堺は13年の『半沢』が規格外のヒットをしたことで知名度が急上昇したが、それ以前から多くの映画やドラマで主演や重要キャラを務めており、視聴率的にもそれなりの成功を収めていた。なかでも、特に人気を誇っていたシリーズが、弁護士ドラマ『リーガルハイ』(フジテレビ系)だという。

『リーガルハイ』は、12年にシーズン1が放送され、平均視聴率12.5%を記録。『半沢』終了直後の13年のシーズン2では、まるで半沢最終回がリーガルハイの冒頭に繋がっているようなカメラアングルで始まったり、「やられてなくてもやり返す!八つ当たりだ!」と叫ぶパロディまであった。14年のスペシャルドラマ第2弾以降、ドラマは制作されていない。

 ちなみに、半沢と古美門は髪の分け目がちょうど左右逆であることも、ネットではしばしばネタにされている。

「悪い意味でマジメすぎて、古美門から“朝ドラ(のヒロイン)”とあだ名をつけられている新人弁護士でヒロインの黛真知子(まゆずみ・まちこ)を、新垣結衣(32)が演じていました。当時から“ガッキー”は大人気でしたが、11年の『全開ガール』(フジテレビ系)で、プライムタイム連ドラ単独で初主演をしたばかり。16年の『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)が大成功したことで、堺と同じく、起用しづらくなってしまっている感じがありますね」(ドラマ評論家)

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